「どうにかなる日々」を観てきたよ【ネタバレあり】

映画

どうも~~ぶんです。

「どうにかなる日々」観てきました。

志村貴子作品は毎回ちょっと手を出すんですが、私には難しすぎてわかんないんですよ。でもね、観てきました。

10代か20代前半の時にマンガ読んで全然理解できなくて苦しんだけど、30過ぎた今ならきっとちょっとは理解できるはず。そんな気持ちで観てきました。

ほとんど前情報なしに見たんで、話の整理がてら普通にネタバレして感想を書いていきます。

1話目

えっちゃんとあやさん

えっちゃんは、百合ちゃんが高校時代に付き合ってた彼女。

あやさんは、百合ちゃんが短大時代に付き合ってた彼女。

その、百合ちゃんの元カノ同士が百合ちゃんの結婚式に出席して出会う話だったんだけど、すげえなと思いつつ百合ちゃんのメンタルを最初に疑った。

色々と鋼すぎやせんか?

それか相当いい別れ方をしたのか。人望があったのか。

えっちゃんはほぼ即答で出席で返事出してたからいい別れ方して気持ちも整理できてたんやろなって思って観てたの。

結婚式の時点で全然百合ちゃんのこと好きやないかい。

びっくりした。えっちゃん結婚式場のトイレで普通に泣いとるがな。

百合ちゃんのメンタルというか元カノを自分の結婚式に呼んじゃう精神もやっべぇと思ったけど、まだ好きな相手の結婚式に即答で行っちゃうえっちゃんのメンタルも相当やべぇ。いやまぁ相当いい関係だったんでしょうねこの二人。

まぁその結婚式で百合ちゃんの短大時代の彼女だったあやさんに会って元カノの結婚式の後、百合ちゃんの元カノ同士で飲んで下心ありありのあやさんの家に行くえっちゃん。

大人の百合ィ!って感じでニコニコして観てたよ。

今簡単に一線超えたけどPG12で大丈夫???

…12歳以下が見に来る可能性の方が低いからまぁ大丈夫か…(?)

えっちゃんとあやさんが一緒に出掛けたり「百合ちゃんの悪口が言い足りない」とか言い訳つけて一緒にいる姿にちょっとした微笑ましさとかいろいろ感じたんだけど、この話を見て志村貴子作品の雰囲気がちょっとだけわかった気がしました。

2話目

澤先生と矢ヶ崎くん

男子校で教師をやってる澤先生。

卒業式のあと職員室に来て「うなじが綺麗ですね」って言った後、ほんとうに日常会話のテンポで先生に告白をする卒業生の矢ヶ崎君。

澤先生は開いた口がふさがらないまま矢ヶ崎くんが帰っていくのを見送る。

私も澤先生と同じ顔してた。

マ????ここ職員室ぞ???って思ってたよ。

ええ??って思ってたらどんどん話が進む。気づいたら来年の話になっとる。

矢ヶ崎くんセリフ全然なかったけど大丈夫!?

あの後出てくるのかと思ったけど全然出てこないまま話が進みまくって混乱したわよ。

原作を…読まないとダメなのか…?いや多分原作を読んでも…オチは変わらないだろうから…読んでも頭を抱え続けるだろう。

澤先生にとっては矢ヶ崎くんに告白されたことはお酒を飲みすぎちゃうぐらいにうれしいことで、その喜びをかみしめた後また日常を過ごしていくのね…という解釈になったんだけど、なんだ、難しいなこの話。

入場者特典の冊子で「澤先生と矢ヶ崎君のその後」が描かれてたんだけどこれは…くっついたのか…?ダメだったのか…?

ま、どっちに転んだとしてもどうにかなるってことなんだろうか…。

とりあえず高校生大好きゲイ教師の日常を垣間見ました。これからも普通に男子校の教師をしていくんですね。

3話目

しんちゃんと小夜子

AVに出演したことで親に勘当された従姉の小夜子と一時的に同居することになったしんちゃん。

中々コメントに困る設定だなこの状況。

しんちゃんのお父さんがご飯食べながら「おじさんにもビデオ見せて」的なこと言ってるのも「いいよ」って言ってる小夜子ちゃんも理解の範疇を超えすぎてて正直「ちょちょちょ、おまおまおま」って感じで私の精神が置いていかれた。大丈夫なのか?お父さんアンタ嫁の前ぞ。

ファンタジーとかの現実味のない設定にはすぐ適応できるけど、リアルなのに中々ぶっ飛んでる状況にはついていけねぇわけよ。

ほんで夏休みの宿題を一緒にしてた幼馴染のみかちゃんとしんちゃんはビデオを興味本位で見ちゃうのね。

PG12で大丈夫ですかね???

12歳以下がまぁ見に来る可能性は(略)

まぁそこまではいいよ。そういう事故も世の中めずらしくないよ。しんちゃんは18歳以下が見ちゃいけないものだって理解してたみたいで、みかちゃんを止めてたからある程度は心の準備というか構えてたんだろうけど、みかちゃん茫然自失だったね…。構えてはいただろうけどしんちゃん大丈夫か、従姉が出てるんだぞ。大丈夫なんか??

見てるこっちがしんちゃんとみかちゃんを心配したわ。

私はもうちょっと軽めの気持ちでこの作品を見るべきだったのかもしれない。

正直なところこの手の話は苦手で混乱がすさまじかった。小夜子ちゃん教育上良くないけど大丈夫ですかお母さん。考えすぎですかね!?

4話目

みかちゃんとしんちゃん

中学2年生になったみかちゃんとしんちゃん。

小夜子が出演したビデオに未だに囚われてるって公式サイトに…

ほらやっぱり問題生じてる~~~~!!

思春期の距離感ともどかしさとかリアルな青春物語ってやつを見るのが正直中々しんどい私にとって中々…こう…中々しんどかった(疲労により語彙力消失

思春期真っ只中な話で男女が一緒にいるだけで「あいつらヤってんのかな?」って友達に言われるのを見て私は不快でしかなかったんですけど、今回そういう話だからそうなるよな…。まぁそこはええんや。

何か知らんうちにみかちゃんが小夜子の出てたAVを所有してて飽きるほど視聴してる。

どうしてそうなった…?

3話目から理解が追い付かない…。思春期の男女の話がいくつになっても理解できない…。オタクで地味な思春期を送ってきた私には難しすぎる。中学生の時は電撃文庫ばっか読んでた子には難しすぎるぞ志村貴子作品。

前のめりで見る映画ではないんやが

瞬き忘れるほどに集中して観るような作品ではないはずなので、そこそこゆったりと観てたんですけどやっぱり難しい…。

普段見る作品が、なにかしら明確な敵が出てきたり、明確なオチが付く作品ばっかだからか志村貴子作品はずっと難しく感じてしまう。でも1話目のえっちゃんとあやさんはちょっと理解できた気がするんで苦手意識がちょっとは薄れたかもしれない。

でもやっぱりよくわかんないってのが大きいから今すんごい落ち込んでるんですよ。青い花も放浪息子も話題になってた時にちょっと触れたけど、全然わからないし妙に傷ついた覚えしかない…。なんでなんだ。

それはそうと友達と二人で観てきたんですけど、友達の隣の席にいたオッサンが競馬新聞ガサガサ鳴らしたり途中で吹き出したり、3話目からめっちゃ前のめりで見ててなんか視界の端にずっとオッサンがいるのよ。

オッサンどうなってんだよ。

始まる前に櫻井孝宏が「こう(前のめりに)ならず、ゆったりと(背中を背もたれに預けて)観てください」って言うてたやろがい!

どうにもならんオッサンを視界の端に捉えてどうにかなる日々を観たってわけ。

隣にいた友達含め周囲のお客さんがちょっとかわいそうだったよ。

映画よりオッサンのインパクト強すぎた…。

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